大人になってからも絵本は好んで読みます。
ひらがなの表現がかわいいのと(例えば、「一生懸命」でなく「いっしょうけんめい」と書かれている様のかわいらしきこと！)、子供の頃の感覚が蘇る「そんなことやってたな」がたまらんです(そんなこととは、お布団の中でぬいぐるみと内緒話しするとか)。
お気に入りの絵本は酒井駒子さん挿絵の「ビロードのうさぎ」。大人になってから1人本屋で立ち読み号泣し、グズグズ鼻水たらしながらレジに並んで買った絵本です（最終的にそんなにかわいそうなストーリーではない）。今でもたまに読んではグスッときてます。
小さい頃気に入っていたのは(まだ持ってる)「ふんふんなんだかいい匂い」。今でもどこからかいい匂いがしたときは(たとえそれがブランドのフレグランスショップでも)、よくこのタイトルを口走ります。
小さい頃読んだ物語を、忘れちゃった方も思い出せる場所があります。
昔からの子供向けの物語がたくさん読めて、建物がとっても素敵な国立国会図書館❝国際子ども図書館❞。上野動物園の近くにあります。日本のみならず色々な国の絵本などの展示企画もあり、楽しい図書館です。
建物は帝国図書館として1906(明治39)年に建てられ、2000年に建築家・安藤忠雄氏も参画して全面的に改修されたもの。とても趣があります。
明治期を代表するルネッサンス様式の洋風建築で、東京都の「歴史的建造物」に選定されているそう。
1階から3階までが吹き抜けの大きな階段が、めちゃめちゃ素敵。シャンデリアやケヤキの扉、階段手すりは、100年以上前の創建当時から使い続けられているものなんですって。
上のカードで本を管理していた当時の目録カードボックスなど、館内のあちこちに古き良きものが。
2階の児童書ギャラリーには、明治から現代までの児童書（児童文学と絵本）が。ここで好きなだけ絵本をお静かに読めます。
国語の教科書で好きだったお話もあります。
ごんぎつね(号泣)とか、スーホーの白い馬とか。
自分の小学生の頃の国語の教科書検索はコチラ。懐かしい！曖昧に記憶に残っている教科書の物語が見つかります。生年月日入れて検索してくれるシステム。
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/chronicle/shogaku
床(換気口？)から風が出ていると必ずやる「マリリンモンローごっこ」
光がたくさん差す廊下。明治期の木製サッシや化粧煉瓦は、元々中庭に面していた外壁をそのまま保存しているそう。
記憶の奥に眠っていた物語と同時に、
夏休みの宿題に追われる８月最終週を思い出し、今月やり残してる仕事も思い出し。いや、まだ時間はある。パンダでも見て帰るかな。
おまけ
周辺の建物も素敵なので、散歩しながら是非、上野動物園でパンダに会ってから帰りましょう。上野動物園は入場料が¥600！安っ！ゴリラもキリンもマヌル猫も何でもいて¥600で結構楽しめます。
◆ 国立国会図書館 国際子ども図書館
https://www.kodomo.go.jp/index.html
◆ 上野動物園 https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
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