出店先の賀詞交歓会などでたびたび訪れる都内の有名ホテル。
ランチやアフタヌーンティー、イベントなどちょっと寄りたくなる面白い企画をよく見かけます。
お庭もちょっとした小旅行気分が味わえます。
先週、目黒雅叙園のカフェで仕事の打合せ後、「百段階段」のイベントに寄ってみました。
百段階段とは雅叙園内にある東京都指定有形文化財で、元々は1935年築造の目黒雅叙園3号館。
宴が行われた7部屋を99段の長いケヤキの階段廊下が繋いでいる、ちょっと不思議な構造です。
12/1(日)まで「月百姿×百段階段~五感で愉しむ月めぐり~」が開催。超面白そうではないですか!
幕末から明治にかけて活躍し「最後の浮世絵師」とも呼ばれた月岡芳年という絵師が、月にちなんだ様々なモチーフを描いたシリーズ「月百姿」(つきのひゃくし)。
日本や中国の物語、歴史上の逸話、武士や女性、妖怪や幽霊など、多様な題材にまつわる月が描かれているそう。
歴史上の人にまつわるエピソードって面白いし大好きです。
超スローなエレベーターで百段階段へ。豪華でとても精巧な螺鈿細工が異空間へ誘います。
圧巻の百段階段。この階段の右側に、7つの情緒ある空間(部屋)が広がっています。
階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣が異なり、天井や欄間には当時の著名な画家達の作品が描かれています。歌舞伎などに見られる江戸文化に属する破格に豪華な装飾で、当時の目黒雅叙園は「昭和の竜宮城」と呼ばれたそうですよ。
紫式部が源氏物語を着想したシーンの絵「石山月」。絶世の美女で六歌仙だった小野小町の、老後の切ないエピソード描いた「卒塔婆の月」など。浮世絵は撮影禁止との事で載せられませんが、知っている物語とリンクしたり、新しく知れたエピソードだったり。月岡芳年の絵はデッサン力が高く、現代の上手な漫画の絵のような印象もあり、若い方にも親しみやすいと思います。
大きな満月が映し出された部屋にはススキ、そして風が吹く装置(おそらく扇風機)があって雰囲気満点。月は刻々と色や様子が変わり、途中でウサギも飛び出してきました。なかなかの撮影スポットです。
百段階段イベントを堪能したあとはグッズショップへGO!
私は月岡芳年の「月百姿」解説付き画集と、来年の日めくり月カレンダー(日々の月の満ち欠け状況と月に因んだ金言が書いてある)を購入。その他、鳥獣戯画風の刺繍ガーゼハンカチ、紅葉を浮かべて楽しむ京玄米茶はお土産に。
ランチもビュッフェ、お肉、中華、和食の素敵なお店が充実してます。ホテルなのでちょっと高めですが。
今回は個室の内装が魅力的な中華「旬遊紀」へ。ハマグリの茶わん蒸し、バターの様なコクがあって美味しかったー。
次回は和食のお店「渡風亭」を予約して行こう。←いっぱいで入れなかった
日本情緒を堪能できる雅叙園は、お友達と平日ゆっくり楽しむのにおすすめスポットです。
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◆雅叙園 百段階段:文化財「百段階段」の歴史と各部屋の紹介|東京都指定有形文化財「百段階段」 – ホテル雅叙園東京
◆百段階段企画展チケット:月百姿×百段階段~五感で愉しむ月めぐり~ – ホテル雅叙園東京 *二人で行くときはペアチケット購入がお得です
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おまけ
雅叙園そばの大圓寺(通称:大黒寺)でお参り。お線香を供えます。
この地の悲しい物語、八百屋お七と恋人吉三(西運上人)の碑もありますよ。
◆ イベント情報:◆ ブラックフライデー Coming Soon !! ◆
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